8.1 インストール方法の違い

ソフトウェアのインストール
 OS のインストール時にインストールされていないソフトウェアを利用したい場合には利用したいソフトウェアをインストールして OS 上で利用できるようにしなければいけません.
 インストールの方法には大きく分けて次の 2種類の方法があります.
  • ソースからコンパイルする方法
  • パッケージを利用する方法
 ソースからコンパイルする方法はソフトウェアのプログラムを自分のコンピュータでコンパイルする方法で, 利用環境にあった動作を行う実行ファイルを作成できます. この方法はほとんどの UNIX系の OS で共通にインストールできる方法です. ただし, コンパイルするための環境がコンピュータに用意しておく必要があり, インストールされたファイルは各自で管理しなければいけません.
 パッケージを利用する方法は既に利用する環境に合わせてコンパイルされているものをインストールする方法です. この方法の多くはパッケージ管理ツールと言うものを利用し, インストールするソフトウェアが必要としている別のソフトウェアなどがインストールされているかという確認を行ってくれてます. また管理ツールを利用するとインストールしたソフトウェアの環境を管理してくれますのでアンインストールなども容易で, 関連するファイルも全て処理してくれます. パッケージにはソースのパッケージというものもあり, 自分の環境に合った実行ファイルを作成でき, ソフトウェアの管理はパッケージ管理ツールでインストールした場合と同様に管理することも出来ます.

Linux のパッケージ
 第1章でも説明しましたが Linux にはいくつかのパッケージの管理ツールが存在しますが主なものは次の 2つです.
  • rpm 形式のパッケージ管理ツール(Red Hat 系のディストリビューション)
  • deb 形式のパッケージ管理ツール(Debian 系のディストリビューション)
 Slackware 系のものでは管理ツールは利用せず単にコンパイル済のバイナリファイル(実行形式のファイル)がまとめられているものを展開するだけになっています.